質月
 写真は上野村です。
右端の方に、スカイブリッジという長さ225m、最大高90mの深山を跨ぐ橋が見えています。この村にはこの2年間で合計4回行きました。
 近年村起こしで、上野振興公社が中心となって上野村に日本各地からきていただこうと活発に活動されています。
 ゆきたんくは夏にしか行ったことがありませんが、その山間(やまあい)な位置する村は心をホッとさせてくれるスポットがたくさんあります。
 しかも、いくつかあるスポットとスポットのつなぎの風景がまたホッとさせてくれます。

 私の記憶で上野村が最初に刻まれたのは御巣鷹山(実際には上野村の高天原山(たかまがはらやま)のある村ということでした。
 昭和60年の飛行機事故のことを忘れてはいけません。
 この村で520人の方たちが命を召されたことを忘れてはいけません。

 私は昭和の生まれですが、日本人として生を受けた後のエポックの一つとして日航機の事故や亡くなられた方達のことを忘れてはいけないと思っています。
 事実それからは事故が対策には更に力を入れ、1985年のこの地における事故以来は死亡事故は起こっていない。(海外航空会社による事故は1996年福岡空港におけるオーバーランによる事故で機体が炎上し3人が亡くなった)

 安全神話のエポックとして上野村での墜落事故を記憶にとめたいのである。
 その現場から10kmのところに慰霊の園がある。
 亡くなった520名の御霊を追悼している。
 慰霊の園は財団法人「慰霊の園」が営み、主務は群馬県知事とされている。
 群馬県だけに任せた状態でもあるので、もっと日本人は慰霊の園を訪れるべきだと思っている。
 村おこしが商業ベースの順調に乗ったら、コマーシャルをたくさんしていただきたいと思う。
 悲しい出来事の本質を問うことで、人は前進できると考えています。
録月 質月 8月