録月
 写真はゆきたんくが撮った金環食日食。
子供の頃は金環食なんて呼んでいたね。
実際コンピュータでも「きんかんにっしょく」は文字変換の時に出ない。
「きんかんしょく」だと変換される。
 その金環日食で印象に残ったのは金環食そのものではない。
気象庁の天気予報に対してのクレームである。

 気象庁は金環日食が見られる21日の天気を「曇りまたは雨」と発表した。
 この予報に対して全国から苦情が殺到したのだ。
  「せっかくのチャンスにどうして曇らせるのか」
  訳が分からない。曇りの予報ではなく、「気の利いた表現をしろ」ならば分かる。
  「見られないのなら金環食を延期しろ」
    こんなの無理だろう。
  「通販で買った遮光メガネの代金8万円を返せ」
    気象庁かが買って下さいと頼んだか・・・
  「あんなに太陽を隠されては洗濯物が乾かない」
           一日中金環日食ではないだろう。

 同じ日本人として恥ずかしいことこの上ない。
 まあ、八つ当たりなのだろうが。矛先は弱い方に向かうようだ。

 まあ、公的機関である以上、対応を協議しなくてはならない。
 その結果が「金環日食を中止」である。
 気象庁の、村雨長官は次回の金環日食について「できるだけ早い時期に公開できるよう努力する。とりあえずあと374年くらいは辛抱願いたい」と大人の対応をした。

 まあ、レベルの低いこと。どうして日本はこんなになってしまったのだろう。
 大人の態度で説明責任を果たした相手に対して、これだけ幼稚とは・・・
 まあ、結果的に見ることができたことに感謝するべきだと思う。
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