先月手術した陥入爪(かんにゅうそう)がだんだん良くなってきました。
ここ6年ほど悩まされた症状でしたが、最近悪化して痛みが激しかったのです。
 それは術後に麻酔が切れれば痛みはありましたが、どんどん良くなっているのが手に取るように分かるというのは若い時以来です。
 その主日の2日前に戦争遺跡の探訪に行ってまいりました。
 戦争遺跡が続きますがご容赦を。
 手術に足が動かせない期間がながいと、当分の間お預けだと思ったからです。

 そして向かったのは横浜方面です。
 1番目は「元横浜海軍航空隊門」です。
 ラバウル周辺の哨戒活動に従事した軍隊です。
 通称「濵空(はまくう)」の数少ない遺跡の一つです。
 ここ所属の隊員も1000名近くの命が失われた。
 ご冥福をお祈りする・・・
                                       
 2番目は数少なくなった民間の防空壕です。
 入口に「横浜栄光教会」の館看板があるが、ここは岡になっていて、そこに教会が建っており、直下に当たる部分にこの写真のトンネルがある。
 もっとも、この防空壕は戦時中の防空壕跡で、教会ができたのは戦後のことだ。
 トンネルの内壁にはモルタルが吹き付けられている。
 中は三叉路になっている。
 ネットで調べると、心霊的なものがあったが、自分はここで多くの命が救われたものと思いたい。
                                       
3番目は旧平沼駅です。

 かつての駅はありません。
 ホームがあるのみ。
 東京急行電鉄湘南線に乗れば、上から見ることができたのだが。ものぐさゆきたんくは下から見た。
これで3回目かな? 宿題→電車の窓から見ることだな。

 不幸中の幸いは、この駅は複数の電鉄会社の都合に゜より、1943年6月30日で廃止になり、1945年
5月29日りB29を主力とする600機に空爆を受け壊滅的な被害を受けた。

 現在、京浜急行電鉄の判断で遺された遺構は、老朽化で崩れる怖れてのある鉄骨の屋根の跡は敵機され、プラットホームはプラスティックでコーティング処理をされて現存している。
                                      
10月 11月 12月
 4番目は、学校法人あさの学園浅野中学校の防空壕跡です。
 
 ここは数百人の生徒や日本鋼管株式会社等の重要書物などが保管されたという
 日本軍や浅野学園の生徒り勤労作業によって作られた防空壕の一部だという。
 学校の防空演習では、学年別防空壕への避難訓練も行われていた。
 そして上記にある「旧平沼駅」の項にある5月29日の横浜大空襲では、防空壕内に待避した大勢の人たちが火と黒煙が渦巻く横浜市内の惨状と焼夷弾が火を噴き焼け落ちる学園の校舎を涙して眺めていたそうだ。(この防空壕に解説板あり参照)
                                           
 5番目は「国道(こくどう)駅」だ。
 JR東日本鶴見線の駅だ。
 1930年の開業以来、改札口の一に手直しが行われた以外大きな改築はなされておらず、高架下は改行当時を思い起こさせる独特の雰囲気せ醸し出している。(とwikiは言っている。)
 この高架下を歩いたゆきたんくも同意見である。(もっともゆきたんくの生まれる30年前に開業ね。)
 で、1949年公開の黒澤明監督『野良犬』のロケ地でもある。
 今回の訪問は、下写真の楕円の中に残る機銃掃射の弾痕である。
 他の部位にも見られたが、この写真は比較的目立つ場所が写っているので使いました。
                                  

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