12月になりました。
 もう、今年も最後の月を向かえてしまいました。
 何か1年って早いなぁと思います。

 先月は東京都の戦争遺跡に足を運びました。
 戦争遺跡とは、戦時中に使われて建築物や軍の名前が彫られた境界標柱などです。東京は新宿区戸山に遺されている「戸山ケ原」や「駒場」辺りに遺された遺跡に会ってきました。いつまでも残っているものもありますが、解体されてしまうものもありますのでね。
 写真はヤマト運輸三宿営業所の建物です。
 これはかつて江戸時代は「駒塲野」と呼ばれていた鷹場で、明治時代に駒沢練兵場として利用されました。その北端にあった糧秣馬糧倉庫の建物が現役として遺されています。
 ゆきたんくが現在仕事をしている千葉県の流山市にも、現イトーヨーカドー、千葉県立流山南高等学校等の広い面積に糧秣廠がありました。

 営業所の建物に隣接する東京栄養食糧専門学校の北側に陸軍の境界標柱が遺されています。今まで見てきたものに比べると字が小さく、河岸で見なければ確認できなかったかもしれません。(老眼のため?)
 上から見ると、刻みが十文字のため、もっと多くの標柱があったはずです。近隣を歩きましたが、今回は見つけることができませんでした。

 近衛騎兵連隊跡へも足を運びました。
 これは国立国際医療センターの石垣に遺された地下壕の出入口跡だそうです。
現国立国際医療研究センター(旧陸軍第一病院)と現国立感染症研究所戸山研究庁舎(旧陸軍軍医学校)の結んでいたそうです。

 これは陸軍戸山学校集会所の土台です。
 陸軍戸山学校とは、厳選された下士官に教育を施す組織です。
 現在ここは、戸山教会であり、付属幼稚園も併設されており、土台は当時まま使用されています。まあ、頑丈に造られているようですから、良い利用法だと考えます。
11 月 12月 1月
 別角度からの1枚ですが、御影石がしっかりと積まれている当時の造りです。
教会の入口からはまったく見えないので、少し場所をずらすだけで別世界になります。