文月  
 急用だったのですが、先月末に長野に出かけておりました。
佐久平にある春日温泉 かすがの森であります。
まあ、急用ではありますが温泉にでも浸かって休養になればとてでかけました。
 行かなければならない時刻までは余裕があったので、その場で何をするということでもなかったので、群馬の「鬼押し出し園」に行くことにしました。
 名前を聞いたことは何度かあるけれど、興味を持つわけでもなく水の耳から左の耳に流していた場所でもありました。
 この機会に行かねば、生きている間には行けないのではと思い、寄ることにしました。
 着いて駐車場に車を停め、入園口まで来るとこの景色。
前方には浅間山が見えます。
 その浅間山には鬼が住んでいて、その鬼が暴れると噴火が起きるとの言い伝えがあるそうです。
 噴火の時、「鬼が火口で暴れて溶岩流を押し出している様だ。」と感じたので、この名が付いたとも言われているそうです。
 景勝地としては整理されていて、とても歩きやすかったです。
 一休みしての飲んだ、高原の牛乳も旨かった・・・
 この写真は1950年生れ、身長5m、体重千トンの火口付近にある「千トン岩」です。
千トンいえば、100万キログラムという重さ。
 望遠で撮りましたが、肉眼では小さく見えます。
 一番目の写真では火口付近にポツンとしか見えません。
 いかにお山というのは大きい存在なのか分かります。
 そして実際には3千トンくらいあるのだそうです。
 かつての大噴火の時に、こんな火山弾のようなものが、たくさん降ったのでしょうね。そして鬼押し出しを形成したのでしょう。
 さて、フィトンチッドに包まれ、旨いものをいただき温泉で疲れ取り。
なんという、素敵な急用(休養)だったのでしょうか。
 写真は春日温泉から小諸に向かう道です。
 緩やかな坂の両側には田んぼが広がります。
そして、その一つ一つが大きな棚田になっています。
 写真左に小高い土手のようなものが見えますが、この中は田んぼです。
1枚の田を過ぎるごとに2メートル以上道が下がっているのです。
 この後、五郎兵衛記念館に寄るのですが、日本の発展に尽くした人物が数多くこの地でコラボレーションしていることが分かりました。
 そして、日本でただ一つ、ユネスコで認められた灌漑遺産もこの佐久の地にあることが分かりました。
 また時間を作って訪れてみたい土地です。

6月 7月 8月