ヒースローへ

 な、何だ?

ここでもゆきたんくの勉強不足の影響が出た。

勉強不足というよりも、舐めていたのである。

 ユーロスターが到着したのは、セント・バンクラス駅である。
 そしてこれからヒースローに行こうというのである。
 セント・バンクラス駅は正式には、セント・バンクラス・インターナショナルである。
 電車を乗り換えるのだが、近くに2つの駅がある
キングズクロス駅(ロンドン・キングズクロス)とキングズ・クロス・セント・バンクラスである。

 どこからどれに乗るのだ? 軽いパニックに陥ったゆきんたくである。
 海外で乗り間違えたらどこに行くか分からない。

 キングズ・クロス・セント・パンクラス駅からピカデリー・ラインに乗ると行けることが分かった。。
 さあ、ヒースローに着いた。
 ここからレンタカーを借りるまでにまたひと悶着あったのだ。

 ゆきたんくの勉強不足である。
 それを救ってくれたのは同行のS氏であった。

 まず、ターミナル何番に出るか。
 それは30分かけてクリアー。

 空港内のレンタカー屋ではなくて、空港周囲のホテル内にあるレンタカー屋なので、ホテル周回バスに乗ると行ける。そのバスを待つこと30分。

 次回は、空港外のレンタカー屋でも大丈夫だと思うが、それを確信したのは車を返す時だったので、その項で書く。

 バスが来て乗ることができた。
 運転手に目的地に行くバスかどうか最終確認しようとしたところでまた問題が。

 プリントアウトしたレンタカー屋の住所を見せたところで解決したのであるが、その前の段階の話だ。

 運転手にプリントのレンタカー屋のロゴを指さして見せたのである。

 ゆきたんく「Does this bus go to here?」

 運転手は大きな声で
       「To TT!」
 ゆきたんく「What?」 

運転手は再び大きな声で
       「To TT!」
 ゆきたんくはその意味が分からなかった。
S氏が「〇〇さん、住所を見せたら?」
今度はプリントの住所を指さして
   「Sorry.Does this bus go to here?」

運転手は穏やかに声で
  「Yeah.」

少し出発待ちさせてしまったバス内のお客に向かって頭を下げ、荷物と乗り込んだ。
 あとで気が付いたが、「TT」とは「Terminal two(ターミナル2)」のことだったらしい。
運転手がレンタカー屋のロゴを見て分からなかったので「TT」に行ってみろとのことだったのだろう。

昔見ていた番組のローラーゲームで、ロスアンゼルス・サンダーバードのことをTバーズと呼んでいたことを思い出した。

   
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