BAのの窓から①

 日本時間で18時半ごろから1時間半の景色をまとめてみた。この1時間半は民家などを認めなかったからだ。
 下ばかり向いていたので気づかなかったがふと空に目を向けると綺麗な青空が広がり、そこに浮かぶ雲が雄大な円弧を形成しているのである。次男のつっくんが「パパ、地球って丸いんだね。」と何度か声をかけてきた。地球が丸いことも分かるし、その大きさも伝わってくる。
この写真を撮った時に改めて想起されたこと。写真のように川が刻まれていて、その切れ端が河口ではない場合は川の始まりと考えよいのではないだろうか。とすればここは山地である。 
 ここでは雲と大地の間の距離について考えてみた。機上からみるとほとんどスレスレに見える。「BAの窓から④」では大地に映った雲の陰を見る余裕があったのだがこの写真ではない。モニターを見ると高度10000m。いやいや高所恐怖症のゆきたんくもこの現実離れした事実に怖さもどこかへ行ってしまったのである。
 広角で撮ってみた。
川の流れで州ができていることが確認できる。つまりこの部分は標高の低い土地であろう。というとこの緑は平野的な土地なのであろう。しかしながら民家のようなものは認められなかった。
 再び山地を通過することになる。とすると期待できるのは山越えの後に町が現れるかということだ。自分勝手だが、人間の生活臭のしないところを飛ぶというのも寂しい気がする。