こちらは景福宮西側にある千秋殿。ハングル文字創始者の世宗(セジョン)大王様はこの千秋殿でよく勉強されていたそうです。 　世界中にはいろいろな文字がありますが、文字の発明者のはっきりしているのはハングルだけ。 　まあ、文字の歴史から考えれば新しい時代に入る人といえますからね。 　とにかく文字によって文化の伝承がしやすくなったのはどの国についても同様のことが言えます。その文字の起源までさかのぼれる歴史があるというのは羨ましいとも思います。 　この景福宮を見たときに小さな故宮(北京)だと思うほど作りが似ていました。ただ、一つ一つが小さいですが、千秋殿のような歴史伝承の原点になるようなものは故宮にはなかったように思います。 　また中国独特の色の鮮やかさもなかったことから、日本人の自分にとっては性に合う感じがしました。侘び寂的な感覚でしょうか。
発月	９月	10月