長月
 ルンセンブルクのルー・ド・トレーブ
 ヨーロッパにベネルスク三国があります。
その中の一つ、ルクセンブルクに行って来ました。
 小さなかわいらしい国で、写真にあるような景色の素敵な国でした。
 この風景は「ボック」呼ばれる断崖絶壁から見たものです。
かつては北のジブラルタルと言われるほどの堅固な砦だったそうです。

 首都のルクセンプルグ以外がベルギーの統治下に置かれたり、国の半分をベルギー、半分をフランスの統治下に置かれたりしました。
 永世中立国になったと思えば、2つの大戦時にはドイツの占領下に置かれました。

 結構諸外国に翻弄された過去を持つ国でありました。

 今でこそアルゼット川沿いに素敵な建築部つが立ち並びますが、いつくもの悲しみの歴史をくぐってきた国ということを知って切なくなりました。

 さて、日本は9月。季語の一つ「長月」はだんだん夜が長くなるということです。

 ヨーロッパの夏は20時を過ぎても明るく、その時間を有効に使うために、サマータイムを設けています。

 ところが、冬になると日没が15時台だったりもします。

 季節も涼しくなってきて、やりたいことに集中して取り組むことができる季節でもあります。
 今月も元気に過ごしましょう。
 
 左側の断崖絶壁にボックの砲台がある。
万緑 9月 10月