大聖堂へ

 さて、レストランを出たら、先ほどの路地を戻る。
そう、われわれは大聖堂の前を通り過ぎていたのだ。
 この雨に塗れた石畳もなかなか良い。
濡れているのだが、靴が滑らない。
これはありがたいことだ。
 行きに出会った蛸ちゃんにも再会。
 うん、ふと目に入ったものが気になるのだ。
この排水管だろうか。
 何かおしゃれな意匠である。
 店舗入口のレイアウトが素敵だ。
ニキスという店かな。
 解説があった。
 「この建物は、15世紀末に議会がこの場所に建てたカサ・グランデのファサードを保存することを条件に、この市の市議会から寄付された土地に建てられた。」とある。
 ありがたいな。
 上級科学捜査評議会ガリシアの代表団とある。
 大聖堂前のオブラドイロ広場だ。
イギリスのライムストーンにも似た色合いの石が良い。
まあ、単にゆきたんの好みなだけだが・・・
 12月のクリスマス時期であることから、広場の装飾もこのようになっているのだろう。
 素敵なのだが、過度の演出はない。
 このくらいがいいな。
 大聖堂を西側から見る。
 正面下部の階段の組み方が好きだな。
 雨の中発見した。
近づくと靴が脱いであった。
 巡礼者の物であろう。
欧州評議会
オヴレイズ カミノとある。
 世界遺産のマークだ。
 「サンティアゴ・デ・コンポステーラ巡礼路の登録
 1993年に世界遺産に登録された。
 1000年の歴史を持つ巡礼路だからね。
 おしゃれな案内板である。
 地面に埋め込んであるホタテは巡礼の道しるべである。諸説ある、聖ヤコブとホタテ貝の関係。
 ヤコブの亡骸を運んだ船の底にホタテ貝がたくさん付着していたとか、聖ヤコブが布教中に、ホタテ貝を杖にぶらさげて水すくって飲んだとか…。

   
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