ライン川に沿って

 先輩と再会し、アルトシュタットへ繰り出す。

ゆきたんくが酒が飲めないので申し訳ないことをした。

先輩はビールのわんこそばがしたかったとのこと。
 ライン川を臨む。

今日の一番の目的は何か。

 作曲家ロベルト・シューマンがライン川へ身をなげた地点を確かめようというのである。ゆきたんく小学校3年生からの疑問であった。
 日が暮れてきた。

対岸に、面白い道が。

ここが、かつてのシプスブリュッケにつながっていたのださろうえ。
 候補となる場所はたくさんある。

シューマンハウスからどのようにライン川に向かったのか。それがポイントである。
 
 セント・ランベルス教会。

 ゆきたんくが見ていた学研の「原色学習図解百科」の9巻目、「音楽の鑑賞」にある1枚のエッチングにあった教会である。
 16世紀のエッチングには右写真の塔はなかった。

これは美術館や博物館が入っている。

 地元民はクネクネの塔と呼んでいるらしい。
 
 あっ、あの時のままだと感動していたら戦いの最中に破壊されたかもしれないとの指摘。

 いくら宗教建築だからと言って破壊を免れなかったものもある。ドレスデンの聖母教会のように徹底的に破壊されたものもある。

 そのことから、このランベルス教会が爆撃を免れた可能性は低いという結論に立った。
 さあ、どんどん日は落ちていく。  
 シプスブリュッケの対岸の候補。
 もう通常の撮影では写真がぼやけてしまうくらい暗くなった。  
 
 さてシューマンのまとめである。

 エッチングに近い見え方をする場所を探した。
ライニクニー橋のたもとから北を臨んだ時に一番近い状態で見えた。
そして北に歩いた。 
 そして現在はない船を渡した船橋であったシプスブリュッケ(シップス・ブリッジ)の位置を特定することにした。 
 写真にゆきたんくの影が写り込んで不気味である。
で、ここ。

 

   
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