マルクス城

 さあ、いよいよ入場である。

 木製の渡りを越えたら、床は城の建っている基礎部分の岩そのものであった。
 このデコボコの足元。
雨で靴底が濡れていたので滑らないように気を付けた。 
 地下の水路を思わせるような光景だ。
足元は自然のままだ。
まあ城を守る兵士たちは、毎日ここを通るので癖とかは覚えただろう。 
 マルクスブルグ城の誰でも立ち入れる最後の場所からの眺めである。
なんてことはない、ちゃんと入場料を取って中に入れてくれるのである。
今日の旅程では中の見学はない。
 このブラスバッハの町の様子をみるのには不自由ないところまで入れるのが良い所である。 
 この一段高い所が有料部分。

時間があれば入りたかった。

そのうちね。

宿題にして。
 カフェテラスもあったが、天気のせいか写真の部分には人はいない。

自由に建物に近づいて見れるのはラッキーか。

運転手のN氏が言われていた、職人の技。

石をうまく剥がして瓦にしたものが、この建物では壁に使われていた。
 少し、ずれた所に目をやると、もう一つのカフェテラスがあった。

 こちらの方は盛況であったが、皆さま静かに過ごしておられた。

 
 さて、次の予定である。

来た道を戻る。

 このアーチ部分であるが、要石がなくてとってつけたような感じがする。
 なにか狙いがあるのだろうか。
 さて、このマルクスブルグ城はライン地方の城の中で戦乱による破壊を免れ、中正の面影を残す唯一の遺構だそうだ。建てられた時のままの姿を見ることができるのは大変貴重である。
 行きは車で登っていただいたが、帰りは坂を歩く。

この坂を歩くだけで、当時の人たちがどのような気持ちでここを歩いたかを感じることができるのだ。 
 城の近くにあるリサイクルの会社の煙突である。
 かつては城の一部だった石の集積場か。

駐車場の近くにあった。

   
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