ホテルへ

 来た道を戻っている。

 電車の時刻が決まっているから、時間無駄にできないからだ。

 人通りの少ないひっそり感を味わうと共に、自由に写真撮影をできる喜びに気持ちは踊っている。
 キオスクがある。
 日本では、駅に関係のある施設にキオスクを見ることができる。
 何語とか、その意味については考えたことがない。 

 調べたら語源は英語で簡易建造物を指す「KIOSK」だそうだ。

 そして読みは清く・安くをかけて「キヨスク」と発音する。

 では、この写真の「KIOSK」は何だろうか。
 中東や地中海沿岸で発達した庭園の簡易建造物のことらしい。
 奥に売店があるのでそれの名前なのかもしれない。
 旧市街ノールである。
 現在ではアム・ホーフ通り。
 この花崗岩の像は左右にすこし長い欄干によって東端と西端にある噴水にも接続するらしい。
 正面にSt. Maria Himmelfahrt(マリア・ヒミファート…昇天教会)がある。

 荘厳なケルン大聖堂と比べ、大人しい雰囲気のヴェージュの教会である。

 朝散歩の良いクーリング・ダウンになった。