田 舎 道

これがイギリスでドライブするならば通るべき田舎道というものなのだろう。と納得して走っているので感動しっぱなしですわ。イギリスのパッチワーク風景の境界に見える部分は道なのである。その両側が草木で壁になっているである。Herefordの道は草木の高さは人の背丈ほどであったが同じ構造になっていた。そしてその切れ目からパッチワークや牧草ロールが見えるのである。
 これは空の視界が開けた風景だ。上り坂の頂点の辺りがこんな感じになっている。そして下りになり、最下点ではこんもりと茂っているのである。途中なんどか車とすれ違った。相手は常に怖い顔をしていたが、こちらを見るとにっこりして通っていった。外国人に対しては優しいのだろう。
 再び、高い草木の壁が登場。道幅が狭くなり、不安になってくる。ここでは車はすれ違えないなと思いながら進む。言葉ができればなんていうことはないのだが堪能ではない自分が情けなかった。
これが最高に狭かった部分だと思う。これで道が泥道だったらジャングルだ。
 そろそろ田舎道も終了だろうか。視界が開け運転が楽になってきた。ここは途中の町、Hay-on-Wyeまで2 1/2マイルの地点である。草木ばかりの風景の中で、行き先を示す標識(ロールオーバー)がなんとうれしいことか。