牧草ロール

 写真は私と牧草ロールの出会いとなったマイフェバリットアーティストのマイク・オールドフィールドのサイトにあった壁紙である。このイギリスの草原に「お菓子のコロンのようなものが転がっているけれど何だろうなぁ」と思ったのを覚えている。今回の旅では自分で運転し、通常の観光ルートとは違った(と思っている。)コースをとっているので自由に車をとめて写真撮影できた。近くに寄ってじっくりと見ることができて満足だった。
 イギリスでは田舎の景色の特徴として黄金色の部分と緑色の部分がパッチワークのように貼り付けられているように見える。そのパッチワークの色の境界線の部分が道路になっていると考えもらうと分かりやすいと思う。道路の両側が人の背の高さくらいの垣根になっている。右の写真はドライブをしていてふっと右を見たときに垣根の間から一瞬見えた景色である。それを逃していたらこのページの写真は存在しなかった。
 牧草ロールってなんだろうか?
調べてみた。
正式名称は「ロールベールサイレージ」
 以前はサイロに入れて発酵させていた牧草だが、サイロの建設費は高く、発酵時には酸欠の危険もあった。ラップでくるむと手間がかからない。よってラップのサイレージに切り替えたという。ラップの中で勝手に発酵し、牛にとっておいしい食べ物になるんだそうだ。※サイレージ…水分の多い飼料作物を発酵させた家畜の飼料
で、日没間近なのでHergestRidgeを訪れるのは翌日にしたのであった。