当日ヒースローでレンタカーを借りたのだが知人の言うとおり、４社の受付が並んでいた。そこで店員がいたのが「ＡＲＡＭＯ」というところだけだった。とてもきさくな若者で話が弾み、「I came from Chiba Prefecture.」と 言うとすかさず「May I go to play?」「They are O.K. and a welcome.」とか梨が名産だとかたわいのない会話をして楽しんだ。してバス乗り場の二番に停まっているＡＲＡＭＯのミニバスに乗ってくれということだった。
	今回の旅に当たってイギリス在住10年という経験を持つ知人にたくさんのアドバイスをいただいた。今回は、観光地でないところも訪れる予定でいたので、国際運転免許証を取得しなければいけない。ところが、免許センターへ行ってみると書類審査とそれにかかる費用だけでいいということで拍子抜けしてしまった。有効期限は1年間だが、３０００円もかからないし、１回使えば元は取れるであろう。次にレンタカーの予約については「ヒースロー空港の中で４社ばかり営業しているけれど、あまり競争してないみたいだよ。どこか一つは必ずやっているから心配しなくていいよ。」とのことだった。ただイギリスではデフォルトでマニュアルミッションでエアコンなしということだった。
バスに乗るとヒースロー空港の策沿いに道がありそこをずっと走っていた。空港は拡張工事中で殺風景であった。もう片方は植樹の隙間からイギリス風の家屋が見えていた。ところで気温の高いのには参った。汗が止まらないのである。ここは本当にイギリスなのだろうか。日本の夏より暑いぞ～。そう車内の冷房も入っていないのである。10分ほどで店舗に着いた。
借りた車のグレードによってＡＢＣＤとあるのだが、私は予算の関係でＣを借りた。　そしてマニュアルがオートマより１万円近く安いこともあり決めた。。店の方に契約書を見せ、どの車かと尋ねたら、「あそこにＣの看板があるだろう。そこの車だったらどれを乗ってもいいよ。」思わず「へっ？」と声をあげそうになってしまったが、これがこちらのやり方なのだろう。ところで英語で「へっ？」ってどう言えばいいのだろう？
	こちらの車はクーラーなんかついていないって聞いていた。まぁ、これはしょうがない。トヨタがあると聞いていたが一台もない。何か知らない車が二種類しかないのである。結局、写真のプジョーってやつを選んだ。一応外車なので運転席でかっこをつけているのを写真に撮ってもらったのだが、よく見えない（怒） 　まぁイギリスの車は左側通行で運転席が右側にあるから「なんとかなるや」と思ったのだが、実はこれが地獄への入り口だったことも付け加えておこう。