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目の真下に広がる雲の向こうに陸地が見える。天上界の住人がいるのであれば、このような光景を当たり前のように見ているのだろう。針で少し突付いたほどの大きさの家屋が見えるような気がしないでもないが、改めて人間の小ささというものを実感されられる。
自分が主人公の人生、思いっきり生きねばつまらないね。(何こんなところで哲学やってんだ…) |
飛行機の窓は、よく見ると三重窓になっている。つまり三枚のガラスで2つの空間を作っているのだ。その1番外側と真ん中のガラスには小さな通気孔が開いている。写真中央の黒い点がそうだ。その周囲が曇っているのがわかるだろうか。外気温が-50℃、機内の室温が26℃。その差で発生した水蒸気が氷点下の温度で凍っているのである。もっとも椅子についているモニターの表示で外気温を知り、結果窓の曇りが水蒸気が凍ったものと理解したのだが… |
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雲が晴れてきてまた大地が見えてきたが無数にあった湖のようなものの数が減っている。しかし、人々の生活営みが見えない。実際には起伏が激しく交通もままならない場所なのかもしれない。緯度からすれば極寒の地である。 |
上の写真から2分後の撮影だから30㎞ほど過ぎている。今度は広角で撮影してみた。川が大地をかなり深く刻んでいるのが分かる。このような地だとやはり生活には向いていないのだろう。家屋とか町並みのようなものは目に入らない。 |
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