写真は群馬県上空あたりだろうか。 だんだんに平地が少なくなってきた。これから山越えである。飛行機は揺れるのだろうか。　まったくねぇ、せっかく窓際に座ったのに景色を楽しむどころか、必ず頭の片隅に臆病風が吹いているんだねぇ、私は。 　まして群馬県は風の強いところというじゃないですか。この後は揺れるというか、グィグイという感じで機体が上に上がっていく感じの方が怖かったかな。
山越えも無事済んで新潟県の上空にきたようだ。小さな雲とその雲の影が同じ形で大地に映っているのが楽しい。下から見るとただ翳っているだけの景色が上から見るとこんな模様を生み出しているとは思わなかった。飛行機の窓からこんなにゆっくりと景色を見たのは初めてである。 　人間ってちっぽけな生き物なんだねぇ。って哲学したりして…
さあいよいよ日本海である。写真は新潟市とさよならするところである。 このMapFun webのマークをクリックしてくれたまえ。川の形などで新潟市のどのあたりかはっきりと分かるであろう。地図を作る人ってすごいんだなぁ、改めて感心してしまった。
この写真にははっきりと写ってはいないが、写真中央の影は北海道である。位置的には奥尻島、渡島半島のあたりだと思う。生涯初の地球上での最北を経験することになるのだ。 今までの最北は南稚内である。新婚旅行で北海道へ行き、間違えてたどり着いたのである。 　さぁ、いったんさようなら、日本。