BAのの窓から①

 BAというのはブリティッシュエアウェイズの略である。天下の英国航空でございますぜ。写真は滑走路に向かって移動を始めた機体でございます。さっきまでと違い羽が伸びているのだ。小さい頃カブトムシが背中の甲を開くと中から羽が出てきた時にびっくりした覚えがあるが、それと同様に驚いたのだ。そして走行速度の上昇と共に羽が揺れているのである。
 「離陸の際は、携帯電話やコンピューターなど、一切の電子機器をお切り下さい。」とのアナウンスがあったので離陸時の写真はない。1番低い雲を越えて安定飛行に入り、シートベルトをはずしてもよくなった時の1枚である。
 羽はしまわれて、その下のジェットエンジンがはっきりと見えている。ここまでくれば後は着陸時までは安心な訳だ。
写真は雲の中を通過してさらに上空に上がろうとしているシーンである。さすがに雲の中は揺れた。水蒸気の塊である雲だから、それなりに抵抗はあるのだろう。ともかく機体は時速600kmくらいのスピードで飛んでいるのである。
 そう大型台風の最大風速の十倍くらいの抵抗は受けているのだ。揺れない方がおかしいか?