街中(香港島)1

高い高いバァ〜 香港の建物を見て、日本との決定的な違いはその高さであった。地震がないので高い建物の建築が可能なのである。私の記憶によれば、今までに高いと感じたのは小学校3年生の頃にみた霞ヶ関ビル(昭和43年3月完成…36階)であった。
 ところがここ香港では3〜40階の建物は当たり前なのである。それも人々の住まいとして。火災の際ははしご車からの放水も届かないという。震度4の地震が起きた場合は建物は使い物にならないというくらいの建築基準で建っているのである。最も大きな地震は起こらないというが、1986年の「中央公論」によるとやばいとも言われている。
地震がないといいねぇ。 上の写真の下の部分である。
 あの文武廟が1番下に見える。写真左側のレンガ色の建物は学校である。日本ではまず見ることのできない6階建ての校舎である。まわりの建築物がいかに高いかが分かるであろう。
おぉ、ラダーストリート左の写真は文武廟右側にある褸梯街(ラウタイガイ)の景色である。階段の段数もかなり多い。この階段を上がり、その高台に建物が建っているのである。私は日本人だから、いつか倒れるんじゃないかという感覚にとらわれてしかたがなかった。そう、香港のこの外観は高所恐怖症の私にとっては恐怖を感じさせるのに十分であった。なお写真中央のレンガ造りの建物は青年會(YMCA)で魯迅が講演した場所だそうだ。
谷間という感じだね。 この先を行くとハリウッドロード方面。
 これは小学校。 冷暖房完備の学校だね。日当たりが心配です。
上灣(ションワン)です。 右の香港島左上の地図にある赤の印が文武廟と褸梯街のある場所である。バスに乗っての観光で最初の場所がここであった。出発のホテルが上灣だから、そんなに離れてはいないところにあったが、異国の地での旅であったので右も左も分からない状態であったので近いか遠いかの時間的感覚も麻痺していたのであった。