着陸

 さて、南浜公園が写っている。ここから那覇空港の滑走路の仏までは7.5kmである。沖縄島の西側の縁を舐めるように飛ぶのだ。
 それにしても海が綺麗である。
 糸満市役所の横の風景である、野球場の奥に駐車場が見えるが、そのすぐ横が市役所である。
 写真の真ん中上辺りが糸満自動車学校だ。
 整備された港である。
 このように直線的な造りになっているのも埋め立てだからだろうか。その近くには県立沖縄県立水産高等学校がある。
 手前の陸地には造船所もある。
 港の中に一部飛び出た場所に沖縄水産公社がある。この場所だと港全体を管理しやすいようだ。
 グリーンベルトが目立つ地域だ。
工場群が立ち並ぶが、その奥には野球場などを含む運動公園がある。
 とても綺麗な色合いであるが、友人から聞いた話で知ったことに、これは空の青を反映してるとのことだった。
 つまり曇天と雨天では、この色は見ることができないということだ。とても幸運なフライトだったのである。
 どんどん地面が近づいてくる。緊張が増してくる場面だが、もうそれも慣れてしまった。
 茶色の建物は豊見城中央病院付属健康管理センター。
 奥の小山は数珠森の東森と西森だ。
 写真右上にある「豊見城市民体育館を過ぎた。
空港の縁までは2㎞だ。
 フラップが出てきた。
これで速度が落ちても揚力を保てるのである。
飛行機に乗っていて面白い場面である。
 空港縁まで300mだ。
 滑走路の真上だ。
縁から200m過ぎた辺り。
 海上自衛隊の第5航空隊の赤いロゴが見える。手前にとまっている飛行機は固定翼機か。
 着陸し、逆噴射も終わった。
気持が一番穏やかになる時である。
 フラツプも引っ込んで、再びスマートな羽になった。
 ああ初めて沖縄の土地を踏めたゆきたんくである。
 子どもの時のような「わくわくどきどき」を感じる一瞬を味わった。

   
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