城山

 西郷隆盛が最後の陣を敷いた城山に行くことにした。
 城山からは、鹿児島市内を見渡せる。
高いところで107〜108mあるという。

 この城山の対面に桜島がある。

 ちょうど噴煙を吐き出したところだ。
 徐々に大きくなっていく噴煙、そのゆっくりとしたスピードが、規模の大きさを伺わせる。

 同じ九州には長崎に雲仙普賢岳があるが、あの火砕流の色を思い出させる。
 城山の売店の前で初老の男性が掃除をしておられた。

 その足元には、桜島が降ってきた灰が掃きかためられていた。

 けっこうな量である。