降りる

 さあ、にしき屋に戻る時刻になった。

ガイドさんも慣れたもので、今降りてしまえば天気の崩れに会う可能性は少ないとのことだった。
 行きに手を合わせた大山祗神神社だ。
 更に降りる。

こんなところを登ってきたのだと思うと、なぜか無償に嬉しい。 
 この屋根裏の彫刻が実に素晴らしい。

雲をかたどったのだという。
 金稜清酒とマルキン醤油の奉納。
 土佐灯篭がある。

 才谷屋助十郎の才谷と言えば坂本龍馬の坂本家の本家である。

 才谷屋さんの番頭で、暖簾分けをしてもらった人だと。
 行きに見た、建築途中の家屋である。
 有名なこんぴら狗である。
頭をなぜてあげた。

さざれ石もある。 初めて見たのは、鎌倉の東慶寺。
 高橋由一(たかはしゆいち)さんか。
 日本近代洋画の祖と言われている。
 2001年に氏の琴陵宥常像」が発見され、新聞などで話題になったというが不勉強化のゆきたんくはそれを知らなった。

 ここ金毘羅宮の高橋由一館には27点の油絵が常設展示されているという。
ツアーでない時に立ち寄ってみたい。
 高橋由一館を下から見たところ。
 この建物の2階にボクシングのリングがあると聞いて、すぐに撮った。
 この建物は宝物館だ。

高橋由一館と宝物館の間の建物は何だろうか。
 ところどころ、名前が分かったり、分からなかったり。

この舟形の石碑は吉井勇の歌碑。


   金毘羅の
  宮はかしこし船ひとか
 流し初穂をささくるもうへ
 常盤森(ときわのもり)に入り、森林のようになってきた。
 谷鼎(たにかなえ)の歌碑。

  象頭山金毘羅隊権現と
  幼きより聞き馴れて
  名のいたく親しき 
 この辺りに来ると眠気が少し。

安心したのだろうか。
無事に金毘羅様にお参りしたからだろうか。
写真もあまり撮ってはいない。

写真は金毘羅宮図書館。

   
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