実はこれが今回の旅行のメインであった。何であまり名もない(失礼)神社がメインなのか。昭和60年の夏のことである。大学のクラスの同窓会が長野県佐久市で開かれたのである。もちろん泊まりでだ。その時にひょんなことで興味を持った松原諏訪神社上社にある「野ざらしの鐘」を見たいと思ったのだ。ちょっとしたことでも1回思ったらそれを叶えないと気がすまない自分の性分は病気かもしれない。死ななければ治らないというやつだ。
じゃあ「見に行けばよかったじゃん!」と誰もがおっしゃることでしょう。実はこの日は皆さんがご存知の日航機が雄鷹山に墜落した日でもあるのだ。その場所から10qと離れていない場所に宿泊していたのである。こりゃあ、帰りは大変なことになるやもしれないので込まないうちに帰ろうということになり、「野ざらしの鐘」はおあずけになったのである。それから17年の月日が過ぎこのことはすっかり忘れていたのだ。ところが急な所要で向かうところが松原湖近くではないか。これは寄るほかはない。能書きが長くなったが、以上がここを訪れるきっかけとなったのである。 |