掩体壕

 無蓋掩体壕というのは,屋根部分(蓋)のない掩体壕という意味だ。
 目指しているのは,阿見町でただ一つ残る掩体壕だ。
道に迷っているのである。 
 唐突に着いた。
隊長のあとを追う。

 もっともこの時のゆきたんくは,掩体壕の意味を知らなかったのである。
 このコンクリートの壁も,マニアにとっては大切な宝。
 この掩体壕がある土地に住んでいる方に見取り図を見せていただいた。
 中に飛行機が描かれている。
ゆきたんくは,この時になって初めて掩体壕が飛行機の格納庫だということを知ったのである。
 とにかく設計図からの形状が実物が傍にあるのに見て取れないゆきたんくである。

 あ~あ,勿体ない。
 丸い屋根のようなものに細い部分が着いている。
 この素敵なアーチはなんだろう。
なんでこんな形になったのであろう。
 掩体壕の中から,入り口をみたところである。

 飛行機の本体が入る所と,羽が入る所を高さを違えて造っている。
 反対側の壁にある窓?
 コンクリートを固める時に当てたむしろの跡。
 かつての飛行機格納庫も,現在は倉庫として使わている

   
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