目にするとかわいそうで仕方がないのがこの「無縁」という字である。
誰も自分目当てで訪れることのない、墓のない寂しい存在を、せめてもと慰めるための造られたのだろう。
慰められるのは、こういうことを気にかける生きている人間のような気がする。本人たちは寂しい思いのままだろう。
無縁仏があれば手を合わせたい。