筋肉のパワーを増大するためには筋力が大切であるが、効率よくパワーを発揮するためには筋収縮のメカニズムを知っておくことも大切である。
 かといって難しい専門的な勉強をするとなれば気が遠くなってしまう。
そこで知っておきたいのがプライオメトリックス(伸張性反射)である。
身近な例がデコピンである。ジャンケンで負けた者の額を指先でピンと弾いて遊んだことがあるだろう。指が伸びるように力を入れ、親指でその動きを抑制し、そのストッパーをはずした時、指先はいとも簡単に通常では出せないスピードで弾ける。
 これを膝でできたならば高く、あるいは遠くジャンプすることは容易になるであろう。
脚が壊れる〜  この写真はゆきたんくが並べた跳び箱の間をを片足で連続飛び越しをしているところである。ちょうど身体が高いところから下降して支持足(右足)が接地した場面である。ゆきたんくの93`の体重がスピードを伴い推定200`以上になった衝撃を支えているのである。膝の筋肉は体を支えるために収縮している。しかし体重は下方向にかかり収縮する一瞬前に伸張している。この時に爆発的な力が生まれるのである。

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