高射砲台跡 

 東京は千鳥ヶ淵の交差点を東に向かうと、道路沿い左側に石垣を積んで高く造られた土地が見えてくる。
 近くに寄ってみると、石垣が堅牢に積まれている。その石の組み合わせ方は江戸時代のものか。地理的には江戸城(現皇居)の横に位置するのだ。
 上に上がってみると根っこは年寄り、上のほうは若木のような太さの木があった。戦争で朽ちかけたのが再生したのだろうか。
 これが高射砲台跡である。この他に何基かあったのだが、昼飯時でベンチ代わりにしている方々ががいらっしやったのでカメラを向けるのをえんりょしたのである。台座の上部分は石製の化粧板が貼られていておしゃれである。
 これは砲台のある高台を西側から東側にかけて見たものである。かなり広いスペースがとられている。つまり皇居を守るためにこの高射砲が設置されたのである。
 高台東端の部分である。そういえば高台を下る坂の部分に何かあったような気がする。実は、この写真を撮った時は戦跡のことを何も知らない時であったのだ。