江戸川周辺  

 里見公園の西側、江戸川の風景である。見ている方向は東京方面である。
 ここにある階段は何だろう。河岸へふねで運ばれた物資のためのものだろうか。架橋訓練のためだろうか。向こう側、階段の切れた辺りに野戦砲兵第七連隊、そして松戸工兵学校の電気中隊が独立して移ってきた独立工兵第25連隊がつらなり、台地の下方には防空壕が掘られていたそうである。
 階段
すぐ横の道である。茂みは里見公園の下にあたる。この辺りに兵隊を相手に開業していた飲み屋があったそうだ。
 里見公園内を散策しても見つけることができる「羅漢の井」である。戦時中はここの水も兵隊たちが飲んだのだろうか。現在は引用禁止である。
 「羅漢の井」解説板である。
 野戦重砲兵第七連隊のあった土地の下部で江戸川の近くの部分で北を臨んでいる。ある。写真のような細い通路と古い塀、そしてもう誰も住んでいない住居が点在している。
 上写真の奥から南側を望んだものである。「千葉県の戦争遺跡をあるく」に掲載されている「大正時代の国府台」の地図によると、この辺りに陸軍の大井戸があったというが確認することはできなかった。