駒形墓地
市川市立歴史博物館から東南東へ400mほど行くと駒形墓地がある。寺の中ではなく、近隣に寺があるわけでもない昔ながらの形態の墓地だ。 近代将棋界の父とされる十三世名人関根金次郎氏は野田市関宿にある東宝珠花共同墓地に眠っておられるが、そこもここのような感じであった。
この墓地の右奥にある墓碑である。旅団坂を含む松戸街道やそれに伴う施設を作った囚人たちを合葬した墓である。
武井順一氏著の「市川国府台における砲兵隊・工兵隊の記録」(1997年発行)では…囚人たちの墓は堀の内貝塚のがけの下にある…と載っているので、ここ10年のうちにここに移されたと思う。