階段       

 さて、地獄の入り口である。通常の階段よりも急である。陸軍工兵はこの階段を上り下りしていたのだろうか?

 こんもり茂った木々に日差しが入ってこない状態である。こんな時にも脇に境界標柱がないか、目をこらす。
 やっと日が差す所へやって来ました。境界標柱はなし。まだまだ階段は続くのだ。
 いよいよ到着である。服の上からも鼓動が分かるほどドキドキしているし、目は回るし、ああしんどい。
 これは上から見下ろしたところ。こんなところを上がってきたのねぇ。それにしても境界標柱がなくてがっかりした。