車中で食事

 いつもの運転手N氏の笑顔。

目が合った時に「オイシイヨォ」
 これが更に美味しくなるのだ。

 
 ケバブの香りが車中に漂う。

 このアルミホイルを剥がして齧り付きたい衝動にかられる。

 しばらくケバブサンドに気を取られていた。
窓の外はまだルクセンプルクの街中だ。
 ブリュッセルやリエージュの表示が見えてきたので、ベルギーにいるんだ(路上ではあるが)という実感が涌いてきた。ゆきたんくは今回ベルギーの観光はパスになるのでこれは有り難い。 
 ケバブを味わい、記憶に刻み付けている間に車はルクセンブルクを出た。

 窓の外は高速道路。

 初めての国、オランダのマーストリヒトへ向かうのだ。


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