小便小僧

 ジュエール・エ・バン通りを通ってグランプラスに戻ってきた。次はその道入り口のほぼ対角線上にあるシャルル・ビュル通りから小便小僧を目指す。
 右写真の建物に掲げてある旗はベルギーの国旗だと思っていたが、調べたら違う。何の旗だろうか。
 さてシャルル・ビュル通りの入り口には前項で紹介した、ギルド・ハウスとして使われていた「星(Ammanの家)」がある。
 1852年に道側のすべての建物が崩壊した。1897年に再建された時のブルス市長に敬意を表してシャルル・ビュル(カレル・ビュルス)通りと名付けられた。

 
 右写真の右側の柱廊が再建された建物である。そこにカレル・ビュルスのプレートとセルクラースの像(上写真)が置かれた。セルクラースとは、1356年にフランドル軍に占拠され、星の家に掲げられたフランドル軍の旗を壁をよじ登ってもぎ取り、ブラバント公爵の旗を掲げたことを発端に市民が蜂起し敵軍を撃退したことで英雄になった人物だ。

 残念だが、彼はここで1388年に暗殺された。
19世紀になって建立されたのがこの像で、触ると幸せになれるとされている。皆が触るのでピカピカだ。
ゆきたんくももちろん触ったのだ。
と威張っているが、人だかりができていて、皆が触っているから真似しただけのことであった。
 何軒かあるワッフル屋には目もくれず、散策するゆきたんくとS氏。

先に方に食堂があるとか・・・ 
 上左写真のキャラはスペース・インベーダーではないだろうか。
 もっともスペース・インベーダーは1978年に日本で生まれたものだ。
なぜここに掲げられているのだろうか・・・

さて、ここから通りはエチューブ通りとなる。
 エチューブ通りに入り、160mほど歩いたところに人だかりがあった。

 ジュリアン坊やこと、「小便小僧」に違いない。

 一時、日本ではも「ダカラ」のコマーシャルで身近に感じたキャラクターだ。
 時期によって裸だったり、この写真のように洋服を着ていたりする。

 実に衣装持ちで、数百に及ぶ数をお持ちである。クローゼットは、なんと「王の家(ブリュッセル市立博物館)」だとか。

 衣装によっては顔まで隠れていることもあるというから、今回の初対面はまあまあである。