ここに来たかった。 ミリタリータトゥーを見たい訳ではない。 1992年にマイク・オールドフィールド氏がチューブラーベルズ�Uをライブで発表した場所なのである。 　ミリタリータトゥーとはこのエスプラナード広場を伝統衣装のスコットランド軍楽隊と兵士がパレードするイベントのことである。ライトアップされた城の前を、タータンチェックのキルトを身につけた兵士たちが、バグパイプの音色とともに整然と行進する。「タトゥー」は「刺青（tattoo）」ではなく、軍隊の「帰営」で、スコットランドの伝統楽器であるバグパイプが使われるのだ。
チューブラーベルズのイントロは日本人ならばよく知っている映画「エクソシスト」のテーマである。 もともと映画のために作られた曲ではないが、日本ではそれで定着している。 　チューブラーベルズ�Uはチューブラーベルズのリメイクとも言える曲だが、ここでのライブ映像には感動した。 再現不能と言われているマイク・オールドフィールド氏の曲の完全ライブ、そしてタトゥーを取り入れたこの場所にふさわしい曲と演出。
チューブラベルズ�Uライブ映像(ＹｏｕＴｕｂｅ)
タトゥーの部分から始まる映像
ミリタリータトゥー2013の映像
	ここエスプラネード広場に来たというだけで感激なのに、チューブラーベルズ�Uが演奏された時の会場の臨場感を味わえるとは思わなかった。