さて、少しずつだが、下り坂になってきた。
S氏の待つ場所とゆきたんくが歩いている場所は2つの饅頭がくっついてできた谷間のような形状になっている。その傾斜がけっこうきついので、手前のふくらみに沿って降りることにした。

 夏の間は緑だったろう草の朽ちた中を進む。
 羊が見えてきた。
 のんびりと草を食んでいる。

 黒ずくめの大男が近寄っていくのだが、まったくの無視。
 まぁ、こちらとしてはありがたいと思っている。
 蜘蛛の子を散らすように逃げられて、飼い主に怒られるのも
 集団で向かって来たとして、逃げても・・・
 ここにはAEDがない。
 そればかりか、心肺蘇生をやってくれる人がいない・・・
 朽ちた草は適度な赤みを帯びて、下地になっている緑の芝とのコントラストがきれいだ。
と思っていたら、雲間が開いて青空が顔を覗かせた。
あぁ、もと早く青空とハージェストリッジの取り合わせを見たかった。
 先ほど、饅頭が2つ・・・という表現をしたが、もう一方の膨らみの無効にモンキー・パズル・ツリーが見える。

 この写真ならば、2つの膨らみの傾斜が分かると思う。
 さて、足を滑らせながら、更に急になった坂を下る。
ほとんど滑り台のようである。
 ここで怪我をしては旅行が台無しだ。
 下まで降りたら、また登り、アッパー・ハージェストへ
S氏ごめんなさい。