ビッグバスツアーJ

 トラファルガー広場である。写真の右端のネルソン提督の記念柱の足元が見えている。四方をライオンが守り、それが安定感をもたらしている。台座のレリーフはネルソン提督が活躍した四つの海戦が描かれていて、それはフランス軍の大砲を溶かして造られているんだそうな。
 正面には全長140mのナショナル・ギャラリーがでんと構えている。
 青空に映えるネルソン提督である。44m近い柱に載っているが、ご本人も身長は6メートルとお高いのである。合わせて50mだな。
 トラファルガー広場付近の地図である。赤は記念柱、青はナショナルギャラリーの入り口付近である。緑のラインはバスの経路である。左の方から移動した。
 前方にぼやけている塔はビッグベンである。この通りはホワイト・ホールからパーラメント・ストリートにつながる道である。道の両脇にはホースガーズや火事で消失した巨大なホワイト・ホール宮殿跡に焼け残ったバンケティング・ハウス、国防省、首相官邸、外務省、そしてビッグベンを有する国会議事堂などが目白押し、荘厳なはずである。
 上の写真を撮った後、振り返って撮った1枚である。戦闘の際、隻眼、隻腕となったと言われるが、この写真では右腕がないことが分かる。英雄でありながらもスキャンダルも多かったそうである。