散 歩

 神のできるだけ近くにいたい、神に自分の思いを届けたいということで空高くそびえる尖塔を持つ教会がイギリスにはたくさんある。この尖塔もここらの建物の中では1番背が高いようである。
 事実この塔を見上げた時に空に吸い込まれるような錯覚におちいったのである。ゆきたんくは高所が苦手である。みなさんも高いところから地面を見下ろしたときにクラッときたことはないだろうか。この塔を見上げるとそういった感覚になるのだ。
 そう、ソルズベリーの大聖堂(イギリスで1番高い尖塔を持つ教会)では特に感じたのである。
 これは宿泊したイブリーハウスの窓から見えていた尖塔を持つ教会である。コツウォルズで見たライムストーンで作られているようだ。釣鐘型の窓の上部にはやはり円形の模様が施されている。
 住宅地の中にある教会であるが、周囲を見回すと1番古い建物であるようだ。下の地図を見ると右の方にあるヴィクトリア駅からすぐのところにこの教会(左矢印)もイブリーハウス(右矢印)がある。距離にして1kmちょっとのところに閑静なホテルと由緒ある教会があるこの町を気に入ってしまった。
 右の赤矢印がイブリーハウス。左が教会。
 ヴィクトリアといっても、少し歩けば、住宅の横に緑地が設けられているのが嬉しい。イギリスの人たちは、人間に緑が欠かせないことを知っているんだね。