イングリッシュ・ブレークファースト

 ここはオックスフォード、イングリッシュ・ブレークファストだと聞いているのでしっかりと食べることができるだろう。指定した時間に朝食がやってきた。写真にあるように銀色の皿に銀色の被り物で登場である。このふたをとると中から極上のステーキが登場するあの食器である。焼きたてのパンの香りも香ばしい。イースト菌が違うのだろうか。
 そして多分無料のオレンジジュースとミルク。皿はソーセージ、ベーコン、フライドポテト、ベイクト・ビーンズに卵(スクランブル・エッグ)である。パンディの皿はベイクト・ビーンズではなくフライドブレッドがのっていた。卵の調理法も違うが、大方同様である。パンディほどではないが、ここでも満腹になったのである。肉類はすこぶる旨いと思った。
 さて、かねてから用意の電気ポットにお湯が沸いた。イギリスの朝はミルクティーである。気分だけでもイギリス人の朝。茶葉の苦味が出ないようにお湯をカップに注いでから、静かにティーパックを沈める。そう、熱いお風呂に入る時にこらえながら静かに体を沈めていく要領だ。
 さあ、日差しが強くてカーテンを閉めずにいられなかった。今日もどれくらい暑くなるのだろう。