イングリッシュ・ブレークファスト

 さあ、いよいよ朝食である。噂に聞いたイングリッシュ・ブレークファーストである。ロンドンなど都会の方ではコンチネンタル・ブレークファーストと称して軽いものになっていると聞いた。田舎だと昔風の物が食せるそうなので期待していたのだ。「おぉ、さすがは紅茶の国イギリス。」カップの大きいこと大きいこと。普通の茶碗の三倍は入るだろうカップにはびっくりした。
 左がコーヒーポット、右がティーポットである。私は紅茶を頼んだが、これで1人分である。またこれが赤ん坊の頭より大きいのである。金魚鉢かい!といいながらゆきたんくはもう一鉢(?)おかわりをしてしまった。それもミルクをたっぷり入れてね。そう、すごくうまかったのである。もちろんおなかの中でチャプチャプと音がした。それこそ金魚が泳げそうなのである。
 大きなトースターでパンを焼いている間にシリアルをいただく。味の濃厚な牛乳をかけてサクサクと。味そのものよりも雰囲気がおいしいと表現すればよいのだろうか。麦の味が濃い感じがするのは気のせいだろうか。
 これが大きなカップである。下の主菜の皿と比べてほしい。その大きさが分かると思う。
 これが主菜である。目玉焼きの大きさからベーコン、ソーセージ、ハッシュポテト、そして目玉焼きの下にあるフライドブレッドの大きさが分かっていただけるであろう。これを先ほどの出し物と合わせるとかなりの量になるだろう。案の定つっくんがフライドブレッドとソーセージを残したのである。結局それらは私の腹の中で泳ぐこととなったのである。