ゆきたんく

 いよいよ空港に向かう。アパートの窓から最後の撮影をする。数々のセキュリティをくぐりアパートメントの敷地を出る。その時の模様を携帯に撮り、女房に送ろうと思ったが撮影が間に合わなかった。
 空港で義兄と別れを惜しみ、搭乗券を手にした。スカルノ・ハッタ空港の天井を見ながらこの一週間の旅程を思い出していた。