ゆきたんく

 目が覚めたら、義兄の長女の部屋。当たり前だ、そこで寝ていたのだもの。気がつくと長男のおーちゃんがいない。
 「まさか・・・」
 ゆきたんくは疲れると鼾が五月蠅い。おーちゃんは耳が悪いので大丈夫と思っていたが・・・部屋を出ると、途中にリビングフロアーがある。その本棚にあるお子様向けの漫画を読んでいた。
ゆきたんく 「うるさかったか?」
おーちゃん「ちょっとね。」
主語を言わなくても通じるということは、うるさかったと思って良いだろう。
部屋に戻って、窓からの風景を撮ることにした。
やはり、最初の夜に感じたコントラストがある。
色のコントラストではなくて階級のコントラストである。