ゆきたんく

 建物外壁にくっつくように、上に上がる坂がある。階段状になっていないのはなぜか。そして柵も無い。子供の右下に見える建物の屋根から高さが想像できるだろう。
 そこを現地の子供たちが走って移動している。日本では考えられないことだ。落ちたら確実に死ぬ高さだ。ゆきたんくは子供たちにぶつかられないように身を小さくしてよけた。しかしその効果がないことを後で義姉に言われた。笑いしかなかった。