ゆきたんく

 さあ頤和園についた。門の前は広場になっている。中国の遺構はどこもこういう造りなのか。建物は昔のままだが、券売機や液晶の標示があってやたら新しくてミスマッチな感じがするものもある。門前を守るのは唐獅子だが、これは雄雌一対で雄は玉(世界)を押さえ、雌は子どもをかわいがって(いるようにはみえないが)子孫繁栄を表しているのだそうだ。
 石雕(せきちょう)とよばれるレリーフである。今回の旅で初めてであった石雕であった。龍を彫刻したものが多いという。
 頤和園の額である。右から読むところが渋い。その奥の天井絵もなかなかきれいであるが、帰国後、写真を見て気がついたのである。真下から写真を撮っておけばよかったのに、勿体無いことをした。そうそう、ここが東宮門である。