ゆきたんく

 いよいよ出口である。前方には龍山が見える。行きには気づかなかった洒落た電話ボックスは健常者と足の不自由な方のためのものが一対になっていた。
 ツアー、つぁーってか、皆さんのペースに合わせなければならないのでこの石碑の乗っている亀さんには正面からはお会いできなかったのである。そういえば、島根へ旅行した時、松江城の近くの寺にもこのような亀さんがいたはず。お傍に寄れない運命なのかもしれない。