地獄へ

 ああ、ここも歩きたかった、あそこも歩きたかった。
という思いは残る。

でもね、これだけ無計画な旅でそれを望むのは無理だな。
 さあ、天気が晴れなのが救いである。

普段の行いが良いはずもなく、天気に感謝して出かける。

 短い滞在だった。

 またね、大分駅。
 さあ、第一目的場所の「坊主地獄」までは30分弱だ。
 大分自動車道を使えばの話である。
 海沿い(別府湾)を通ろうとも思ったが、時間短縮で回らねばならない。
 由布岳と鶴見岳の解説だ。

看板に豊後富士とあるが、これは由布岳のことだ。
 熊本の米塚を思わせるような山があった。
 グーグルマップで調べたが、丁度まだみえるようなになっていない場所のようだ。
 別府出口まであと1.5qだ。

前方の明るい斜面は大平山だ。

別名「扇山」。
 明るい斜面が扇を逆さに広げたように見えることがそう呼ばれるそうだ。

 ちなみに麓にあるゴルフ場の名前は「別府扇山ゴルフ倶楽部」である。
 だいぶ下に降りてきた。

まもなく別府である。

地獄の鬼の看板がウエルカムである。

鉄輪(かんなわ)温泉の字が見えた。
これが地獄の温泉の正式名称である。
 別府インターチェンジを降りてすぐの電信柱に、「地獄めぐり」の看板がある。

別府の町の観光産業なのだ。
 ようこそ別府市の看板だ。
 陸上自衛隊別府駐屯地の看板が見える。

あと2qないところまでした。

ワクワクする。

   
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