東側から

 いよいよ下船準備だ。

気持がワクワクしている。
 本殿の造りがしっかり見える(撮れる)位置まできた。
 半年前、悔しい思いしながら野母の近くで撮った景色を思い出す。
 3号棟と、かつて人が住んでいた時にはなかった緑だ。
  無機質な色合いだった軍艦島には、現在では緑と、煉瓦遺構の赤味の色が映える。
 鉄骨も残っている。
 かつて端島が岩礁だったことが分かる部分である。
 ところどころアマカワが使われているのが分かる。
  アマカワとコンクリートのコラボレーション。

これは現代では見ることはできない。

   
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