さて、アーケードを抜けて１０分ぐらい経った。体は汗でビショビショである。国道３５号も日陰はまだよいが、日向はとんでもないことになっている。遠くの方には陽炎まで見えている。ただ今午前７時２４分。今日の旅はどうなってしまうのだろう。今日は歩きが多いのだ。
	ふと目に入った真宗大谷派佐世保別院の文字。涼しそうな境内が手招きをしている。少し休もうと思ったが、ホテルの朝飯の時刻が近づいている。
かつて使われていたこの町の水道管だろうか。下水か上水かわからない。時間のある時に調べなくては・・・
	ここらの数枚の写真を見て、日陰を選んで歩いていることがお分かりになると思う。 　日の出の時の吸血鬼の気持ちが分かろうというものだ。