出発

 ゆきたんくが旅に出た時の恒例「朝散歩」だ。

だんだんに空が明るくなってきた。

 ホテルの部屋からの撮影だ。
 昨日通った秋吉台の山地から低い所に降りてきた。

 萩市の低地との境にある焼下山や田床山の間から日が昇ってくるのだろうか。
 これは日本海側の景色だ。

朝の柔らかい光を受けているのが印象的だ。
 エレベータを使えば良かった。

朝は動いていなかった。

もっともこの時、5時30分である。

普通散歩に出る客なんていないよな。
 ホテルの入り口にあった「井上剣花坊」氏のモニュメントだ。

 川柳作家であるから、その興味関心のある人たちにとっては有名な方なのだろう。

 不勉強なゆきたんくは、ここで初めて知ることになった。
「あの船の どれにも帰る 港あり」とある。
 なんか、いいなぁ。
 日本を支えた産業革命の施設が遺産となっている。

こん間(かん)、できるだけ取材したい気持ちになってきた。
ホテルの前にある酒屋「長州屋光圀」。 萩市古田町の表示。現在は古萩町。


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