松大汽船へ

 参道を歩いていると千畳閣の石垣に何か貼ってある。
「きゅうり前中」

「きゅうり まえなか」とガムテープに書いて貼ってある。

 これをよく見ずに、「きゅうり 午前中」と読み間違えをしたから意味が分からずにプチパニック・・・
 いったん大鳥居を見て、気を落ち着けてから周囲を見る。
 「からあげ 井上」、「カステラ 辺」とある。
 ああ、食べ物の後に名前が入っているのだと気づいた。あらためて一枚目を見る。
「きゅうり まえなか」ということだ。
 例年8月11日には「宮島花火大会」が実施されるとのこと。縁日の出店のようになることで、場所決めがされていたのだ。
 ガムテープの謎も解け、再びリラックスしたゆきたんく。

 大鳥居の扁額の写真をしっかり撮っていなかったことを思い出し、カメラを向けた。
伊都岐島神社」とある。
これは万葉仮名で書かれているのだ。
 あとは汽船乗り場まで、ゆったりと歩く。

まあ、それなりに暑いから水分補給をしながら歩く。

薄い汗が気持ちよく出ているので体調は良いのだろう。
  広島湾を小型船でクルーズするのもいいな。

弥山とこれは宿題だね。
ただ、人生の残すところを考えると、やりたい思った瞬間にやらないとできないままかもしれない。
まあ、計画に記すことは大切だよね。
 テントのアーケードに入り、途端に涼しくなる。
有難いなぁ。
 途中、そう宮島駐在所の辺りはテントがない。

再びテントに入り、集合場所の鳥居屋に入る 。
 冷たいお茶ともみじまんじゅうをいただいて一服。

 申し訳ないことにお土産を買う気力が残っていなかった。若い頃は物色していたよね。

 お金のない時に物色して、少し余裕ができた時には、その意欲がないのね。
 参道の交差点で左右によそ見をしながら、来た道を戻る。

焼ガキのお店はたくさんあったんだね。
 前に来た時、そして今回も帰りに初めて気づいた参道入り口の小高い場所。
このカラスミのような階段を登って行くと、宮尾城跡(要害山)という遺構があるそうだ。

まあ、土地の高い所、小高い所には必ず施設が作られていた訳だからね。
ここも宿題かな。


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