長浦毒ガス貯蔵庫跡

 この島にはいくつかの毒ガス貯蔵タンク跡がある。そのタンクの大きさもドラム缶を二周りくらい大きくしたものという感じだったが・・・。
 入口のアーチ近くの両サイドに小さな部屋がある。
このどちらかが、貯蔵タンクへの毒ガス原液の吸い込み側でもう一方が払い出し側になっていた。コンクリートの台座は真空ポンプが置いてあったそうだ。
 左上の写真から貯蔵庫タンクの大きさを想像することができるだろう。ここには100tタンクが6基置いてあった。その中に毒ガス原液が入るのだから恐ろしい。

 貯蔵庫壁面が黒いのは、戦後処理の際、毒性を取り除くために火炎放射器で焼き払ったためだ。